アニメ"青い花"のOP。志村貴子の原作漫画しか読んでないですが、作品の繊細さとマッチしてます。様々な思いが色とりどりの花束になると歌いつつ、"青い花"がどんな思いを象徴するのかは聴き手(とアニメ作品)に委ねるような余白が非常に美しいと思います。
ドラムが佐野康夫でキレッキレなグルーヴになっているのが意外ですが、凛としたバンドに爽やかさをもたらしていて良いです。
空気公団としても会心の名曲です。しかし、彼らには山のように名曲があるのです。
今度アニメ化される"淡島百景"の主題歌も空気公団でお願いします。
抽象的な歌詞
私は死についての曲だと思うんですが、どうですか?
空気公団の2000年作EPがリマスターでサブスク解禁です。リマスター効果の確認のために、10年のベスト盤(Spotify)と17年の再発CDでこの曲を聴き比べしました。
今回のリマスターではそれぞれの音がくっきり現れるようになりました。特にドラムの音がそうですね。従来、平面的に音が溶け合っていたのが、立体的に音が立ち上がってます。サビでの音の膨らみが感動的です。このEPは初期作の中でも意外とロック色が出ているので、この粒立ちの良さが合っていると思います。
昨年の新作もドラムの音が中心と言えるくらい躍動感に満ちた作品だったので、今の山崎さんの耳で本作を再提示したのだということが伝わってきました。
空気公団の過去曲再録盤(07年作)。Spotifyと手元のCDでほぼ網羅できるようになったため、1つずつ聴いてます。単なるベスト盤と勘違いしてスルーしてましたが、彼らの懐の深さが垣間見える作品です。
第1期(〜04年)のフォークロック的な演奏と比較し、かなり幅が広がっていることが分かるバラエティ豊かなアレンジが聴けます。もちろん曲の良さは折り紙付きなので、根本的な魅力が揺らぐことはありません。
この曲は特にハードなアレンジですが、そのグルーヴを統率するのが山崎ゆかりのいつもの透徹とした歌声で、ミスマッチにならないのが不思議です。自由に音を鳴らし、研ぎ澄ませていく試みは今も変わらないと思います。
空気公団の12年作。新作のLPがもうすぐ届いたり、Spotifyで聴けない初期作を集めたり、個人的に空気公団熱が高まりつつあります。
10年代のオリジナル作品では本作が一番好きで、ライブ録音+αですが全て新曲。張り詰めた緊張感と音が空間に広がり夜に溶けていく開放感をゆったりと堪能できる贅沢があります。
全曲素晴らしいのは当たり前として、ラストのこの曲での明日に繋がる締めが良いです。
「意味なんて答えじゃない 今日はこれきりの美しさを あなたに伝えなければ」という歌詞は彼らの楽曲の中でも指折りのフレーズかと思います。山本精一の客演も完璧です。
空気公団の12枚目のアルバム。『景色一空』は、四字熟語「万里一空」から山崎ゆかりがインスピレーションを得て創作した造語らしい。
懐かしいAORっぽさを感じさせてくれる良質なポップアルバム。特に荒井由実時代のユーミン、大貫妙子、矢野顕子あたりを彷彿とさせる「時の解決」、「心だけに残して」は昨今のシティポップブームに乗っかってもいいくらい高品質。
空気公団の新譜を聴いて以来、むしろこのベスト盤を聴いてしまう日々です。新譜漁りに若干疲れたのもありますが、日ごとに寒くなる季節に因るところが大きいと感じます。
思うに、空気公団の音楽は1曲の中で時間や表情が移り変わっていくから、春秋のひとところに留まらない時期に聴くことで、馴染むというか一層寄り添ってくれるのではないでしょうか。そして今の時期に聴くと、ささやかに心を灯してくれて暖かいです。
彼らの歌詞には印象的な一節が沢山ありますが、最近はこの曲の"何の意味もなく生きているようで いつでも何かを忘れていなかった"という静かな気高さに心を打たれます。
私の中では最強のベスト盤の1枚です。
空気公団の新作。ソロプロジェクト化して2枚目です。まずジャケットが素晴らしいですね。こういう空のグラデーションのような、色々な感情のあわいに溶け込む歌を届けてくれるのが空気公団です。
毎度いい曲ばかりなのですが、今作はアップテンポな曲が印象的で、曲の生命力が花開くグルーヴィーな演奏になっている。バンド時代のストイックさと対照的だし、ソロになったことでの自由さがいい形で作品に結実しています。
即効性のある曲と遅効性のある曲をそれぞれ味わうために、夜長にゆっくりと聴いていきたい。
空気公団はこの曲とNHKみんなの歌に収録されてる『優しさ』が好きです
「君がいて良かった」なんて思う時がはたして自分にも来るんだろうかとか考えちゃうな〜
空気公団のライブ作品(2014年作)で個人的には本作を一番聴く。傑作だった前作(12年)の曲+定番曲といったラインナップで、山崎ゆかりの歌は勿論、バンドメンバーであるピアノとベースを核にした演奏も素晴らしい。この曲なんかはトリオとしての空気公団の充実度がとても伝わってくる。
誤解を恐れずに、空気公団はハードコアポップであると言いたい。それは、彼女らの音楽には虚飾がなく、自身の本質をそのまま提示する気高さがあるからだ。それなのにポップなのが唯一無二なのではないかと思う。美しき独立峰。
数々の名作の中でも、初期作がspotifyで聴けないのは惜しすぎる。「融」だけでも聴けるようにならないかな。
空気公団のポップはリスナーを包み込む神秘的な力を持っている。この曲もそうであなたは色んな所から守られていたと静かに気づかせる。昔、新木場サンセットで見たときも神秘的な力をを漂わせていた。その神秘さは今も変わらない。
いろんな気持ちにほら 温かいコーヒーをどうぞ
ぼくらの心は丸くなる コーヒー屋のお姉さん♪
この曲を聴いたせいか、コーヒー屋さんで働く人はとても優しく見えます。
それとも優しい人がコーヒー屋さんで働くのでしょうか?
空気公団、以外と知らない人が多い(?)気がするのですが、他にも良い曲がありお薦めです。
「季節の風達」「おはよう今日の日」「夕暮れ電車に飛び乗れ」など、時間が想像できる曲が特に好きです。
優しさとともに甘酸っぱさを感じる曲なので、コスタリカを一緒に飲みたいです。
https://bravo-coffeebeans.com
一面雪景色と化した、誰もいない夜の川沿いを歩くのにぴったりのBGMでした。
InterFM897のTOKYO SCENEにて食品まつり a.k.a foodmanさんが「絵の具」を流していたのがきっかけで空気公団を知った。
ジャケットとタイトルに惹かれて、まずこのアルバムを聴いた。インストだったり、バラードだったり、夜に染みる楽曲が一杯で、これからも色んなシーンで聴きたいと思った。
TOKYO SCENE, Hour 1 │ InterFM897 | http://radiko.jp/share/?sid=INT&t=20210625200000
空気公団で一番好き。比較的初期の作品。あの頃は、通販でグッズ色々買ってて、メンバーの方から手書きコメントとか貰っていたっけ。この曲のPVが、凄くいい!切ない感じ。当時このPVとかがオレンジ色のVHSテープで買ったような。引越しでどこかに。。なんにせよ、春か秋の夕暮れ時、一人でこの曲を聴くか、PV観ると、感情移入できる
空気公団、3年ぶりのアルバム。
映画とか小説とかのふれこみで、
"泣ける"っていう謳い文句は
あんまり得意じゃないんですが...
このアルバムは、泣ける。
こんな時代だからこそグッとくるものがある。
のびのびと、ゆったりとした歌声にのって
一つひとつの言葉がすっと入ってくる。
そして、詩がズシンと心に刺さる。
仕事で疲れた日、電車の中で聴いてください。
名前の通リ、なんだか空気みたいにフワフワして、とても心地良い音楽です。
どこか懐かしい感じがする。
このアプリが面白いのは、300文字以内で好きなことを書けるところだろう。
ある人は絵日記ならぬ音楽日記を。
ある人はその曲にちなんだ思い出を。
ある人はアーティストや曲に関する知識を。
ある人は歌詞の解釈を。
そうして、私は、その曲が誰かの人生で確かに鳴っていた、誰かの生活とともにあったということをわずか300文字から知る。
それはちょっとした旅のようだ。
その曲と300文字だけから、誰かを感じる旅。
知らない音楽を知る楽しみもあるけれど、私にとっては、誰かが今日もなにかを聴いて、なにかを思うことそのものが可視化されているのが面白い。
曲を作った人が見ても面白く感じる気がする。