消え入りそうな夜に。
アメリカのシンガー"キアーラ"
2015年夏頃に楽曲『ゴールド』を<Sound Cloud>に上げた事によりレコード関係者の目に留まる。
今日は彼女の出した曲でも聴きながらまったりと…
https://www.youtube.com/watch?v=vItELeG9WIk
#pop
Don Diabloの「You’re Not Alone」はシンプルですが、重心の低さも魅力的なエレクトロニック・ミュージックです。踊るよりは耳を傾けたいと思いつつも、そのうちに身体が動きます。Kiiaraのボーカルもぴたりとハマっています。
Don Diablo VIP Mixではオリジナルよりテンポを落とし、別のシンセの音を中心に組み立てています。彼がretro synth wave versionと書いていたように、懐かしい雰囲気が漂うリミックスです。けれども、感じるのはノスタルジーだけではありません。新たに加えられたフレーズはリリカルで美しく、特に中盤の展開が素晴らしくて感動します。
Dimitri Vegas & Like MikeがDavid Guettaとコラボレーションし、Kiiaraをボーカルに迎えて「Complicated」を制作しました。
ゆるやかなテンポのなか、シンプルでありながらキャッチーなメロディをシンセサイザーと歌で表現します。色の違う絵の具で同じ絵を一枚の画布に描いている…というイメージ。
僕はKiiaraの歌をLINKIN PARKの「Heavy」で初めて聴き、存在感の大きさに感銘しました。「Complicated」でも、その魅力的な歌声を堪能することができます。シンセサイザーのリフとうまくマッチして、胸を打ち、心に刺さる響きを生み出します。
Steve AokiとNicky Romeroが組み、Kiiaraのボーカルを加えて「Be Somebody」という曲を制作しました。
シンセの音が生み出す心地よい浮遊感。シンセサイザー・ミュージックを聴いてきた人が「シンセってこういう音だよね」という共感を抱きやすい音かなと思います。
Kiiaraの歌は、ややハスキーな声を軸にしながら高低差をつける歌い方の中で、多彩な表情を見せます。丸みを帯びた歌声はソフトで優しいものの、そこにはタフで強い芯を感じます。
サウンドを呑み込むのではなく、呑み込まれるのでもなく、そこには「音と並び立つことで輝く」オリジナリティがあります。
2017年5月にLINKIN PARKの『One More Light』がリリースされ、先駆けて「Heavy」が公開されました。ChesterとともにKiiaraが素晴らしい歌声を聴かせてくれる曲です。
曲名から重厚な音を想像しましたが、予想は見事に外れ、優しい雰囲気が漂います。演奏から感じられるのは落ち着きや円熟味、揺るぎのない芯の強さです。特に後半では、ドラムとベースが作り上げる土台がとても頼もしく思えます。
Why is everything so heavy?と繰り返す歌詞が印象に残ります。そこに何を感じるか。ふたりが歌うこの言葉は異なる響きを持ち、心に残すものも異なります。
Steve Aokiの音、Kiiaraの歌、Wiz Khalifaのラップを組み合わせた「Used To Be」がリリースされました。原曲はMatchbox Twentyの「Unwell」であり、新しい生命が吹き込まれて「Used To Be」が生まれました。
僕はエレクトロニック・サウンドに絡むKiiaraの歌声が好きなので、この曲もすぐに気に入りました。なかでも♪Am I alright, yeah, I’m alright♪とリピートする部分がとても好きです。
歌と音が溶け合い、メロディの移ろいに身を委ねる。その感覚をたとえるなら、うたた寝する直前の気持ちよさとでもいいましょうか。
こないだ久しぶりに聴いてすごく懐かしくなった。もうリリースから4年も経ってることに驚く。