こういうの好き。
アペトゥンペとパパイヤ、マンゴーズによる『KOMPU SATKE MENOKO(昆布干し女)』。
最初見た時、もうなんのこっちゃわからない情報過多な状態に陥った。
どうやら、キウイとパパイヤ、マンゴーズというトロピカルダンス歌謡バンドとアイヌの伝統歌を歌う姉妹グループ、マレウレウから姉のアペトゥンペがコラボした明治時代の女が歌っていた昆布干しの歌を現代に甦らせた史上初のアイヌ語シティ・ポップらしい。
カオス!
でも曲めちゃ良い!
アイヌ×シティポップ、おそらく世界初?
ジャケットからも分かる大瀧詠一のロンバケを匂わせるオシャレなサウンドに、アイヌ語やアイヌ音楽特有のリフレインを融合。メロディには盆唄のような懐かしい夏感も香ってくる。爽やかな北海道の夏の風が吹いてくる感じがたまらない。
伝統音楽や民族音楽に現代の音楽を組み合わせることで新しい伝統を作っていく姿勢は非常に参考になる。
OKI DUBのアイヌ×ダブのように、色んなジャンルとアイヌ音楽が接続する瞬間はたまらなくカッコいい。