イギリスの新世代ジャズトリオの2020年4th。
ピアノ、サックス、ドラム/コンガというベースレス編成のトリオだが、それぞれの楽器が有機的に結び合い、物足りなさを感じさせない。
ジャズといっても、その実態はポスト・ロック、ポスト・クラシカルなど様々な周辺音楽と接続したレフト・フィールドな音楽である。
ただし、艶やかかつ情熱的なブロウを繰り広げるサックスにはフリージャズ的なスリリングな瞬間が確かに宿る。
この曲はそんなアグレッシブなサックスが冴え渡り、耽美的でリズミックなモチーフを反復するピアノ、静と動のコントラストが強調されたドラムが緊張感のある三角関係を築くモダンでクールなナンバー。