さよポニ行脚番外編。みぃなのソロ2枚目(23年作)。
前作同様、フォークロックがベースですが、音楽性は更に自由に、歌い方も多彩になっていて、単純に女性SSWの作品として面白いです。1曲もさよポニに入りそうにないという意味でも、ソロとしての作風が確立されています。
特に良いのは、ヒップホップ的なビートとざらついたギターの絡みがクールで現実と幻想が混じり合うような詞が印象的なこの曲と、美メロによる秋田犬讃歌でコズミックもふもふフォークに仕上がった"銀ちゃん"の中盤2曲です。
さよポニ諸作の中でも最もアーティスティックな作品と言って良いと思います。
さよポニ行脚番外編。
ボーカルみぃなのソロ作品(20年作)。全編みぃなが作詞作曲な時点でさよポニとは一風変わっていますが、楽曲自体も自由度の高いものが多く新鮮です。
フォーキーなバンドサウンドは意外と振り幅が大きく、みぃなの歌声もかつてなく力強く感じます。意味よりもイメージや語感を優先した詞も歌や演奏と自然に溶け合っているのがいいですね。
この曲のタイトルはRobert Wyattから取ったのでしょうか。大らかな波のようなゆったりとした演奏の上を舞うコーラスの美しさ。グロッケンが入るアレンジもめっちゃ好きです。
さよポニ本体を敬遠する人でもこれが刺さる人もいるはず。
さよならポニーテールのみぃなのソロ2ndが出た。1stはさよポニのポップさを継承する部分もあったが、今作はかなり別物といえる進化具合。
SSWとしての自分の表現に向き合った結果、意欲的なアプローチが実に自然に聴ける。要するに背伸びした感じがしない。正直なところ、今の彼女の声だとさよポニより本作の世界の方が相性がいいと思った。これからかなりリピートしそうである。
先行リリースされていたこの曲は、秋田犬の銀ちゃん目線の温かく美しい曲なのだが、「お散歩いこっか」の声で曲調が変わり、コズミックに展開するのがめっちゃすごい。
私がかつて秋田犬会館に行ったときは銀ちゃんに会えませんでした。