78年、アメリカ最強のバー・バンド、NRBQはメンバーも固まってバンドとして脂が乗ってきた時期だ。
そこで、4人のメンバー中3人が曲を書くわけだが、当然、それぞれがそれぞれの趣で書くので振れ幅が大きく、それがバンドの特徴にもなっている。
アヴァンギャルドでメロウでロック。
ジャズ、ブルース、カントリー、ロックンロールをベースに60年代のイギリス音楽のフレーバーをまぶしたような、彼らならではの解釈が面白い。
1年を通してのライヴ回数が多いバー・バンドならではの演奏の凄さが、スタジオ盤からでも伝わってくる。
ヒゲを生やしたオッサンが、
こんな優しい曲をサラッと演じます。