Seiichi Yamamoto

アーティスト

Spotify
Seiichi Yamamoto オーブル街 for aoba_joe

連休始めの朝に山本精一は博打のような気がしたが、実に目が冴え渡る感覚をもたらしてくれました。「カバー・アルバム第一集」(13年作)だが第二集はまだ出ていない。
選曲はフォークソングの王道で、普通の人は逆にこのチョイスはできなさそう。歌とギターだけだが、かなり拘った音になっています。自分が歌うというよりは、歌を自分に降ろすイタコ的な、歌と対峙しない姿勢が感じられます。
9分超のギターが炸裂する「からっぽの世界」がハイライトですが、原曲の物悲しさの上澄みをギターソロ化した「オーブル街」も素晴らしい。
spotifyだと彼の関係作品を断片的にしか聴けないのがとても惜しい。

Seiichi Yamamoto まさおの夢(「幸福のすみか」より) for tt

オリジナルは山本精一 & Phewによる『幸福のすみか』(1998)に収録されてます

Seiichi Yamamoto 飛ぶひと for azukiog

元々Phewとの共作で「幸福のすみか」というアルバムに収録されていた凄まじくダウナーな曲。歌詞がニヒルで破滅的。山本精一が単独で歌うとそれが一層際立つ。生きたくも死にたくもない人向けのナンバーという気もする…。

山本精一のバンド「羅針盤」のフォーキー路線をさらに突き詰めたような音作りで、そのボソボソと呟くような歌声はまるでボッサ。

最近の坂本慎太郎の曲とも微妙にリンクする冷笑感、虚無感がいまの若者にはフィットするんじゃないかな? ギャースカ喚くだけのロックよりも遥かに謎めいた「深み」を感じさせる。かと言ってサブカル的なポジションとも何か違うし、相当アカデミックな領域の必聴の名曲と言える。

Seiichi Yamamoto I Believe In You for tt

ニール・ヤングのカバー

すごく好きなアルバム。山本さん関連で一番聴いてるかも。

Seiichi Yamamoto あんなに好きだったこと for Yosuke

BOREDOMS ( ボアダムス ) → 想い出波止場 ( 意外にも Spotify に数曲ある ) → 羅針盤 → ROVO と、ずっとアンダーグラウンドかつ世界的な活躍をしている山本精一さん。

多彩、とはこの人を言うんだと思う。

個人的に、山本精一さんの最も好きな作品はエッセー集。

雑誌「 ギターマガジン 」に連載していたものが 3 冊、出版されているので、ROVO や羅針盤が好きな方にぜひ読んでいただきたい。

山塚アイもキテルけど、この人の文章表現力は破壊的。読んでいてあたまがおかしくなる。クセになる。一時期寝る前にずっと読んでいた。

#私を作った曲 61