ついに出た、北園みなみ10年振りの音源です。初のアルバムと銘打ちつつも、9曲23分という短さなのであっという間に何度もリピートしていました。
相変わらずの捻くれっぷりで、文字通り1秒先が読めない楽曲ばかりで口ずさむことすら安易に許してくれません。が、それでも随所のメロディは心地良いし、精緻なアレンジに耳は楽しいという大変ポップな作品です。
本人のボーカルも程よく紳士で、聴き手を突き放すような少しぶっきらぼうな歌い方が、楽曲と相性がいいのかもしれません。
あと印象的だったのは、楽曲を締めるキックの存在感とべらぼうに動き回るベースのカッコよさです。
シックなジャケットもバッチリ合ってます。
#タワレコメン
2014年10月DOMESTIC『promenade』
このストリングスからのシティポップ感がたまらない。
北園みなみの15年作。
10年ほど前に颯爽と登場したポップス職人で、LampやGuiroでの鮮烈なアレンジも素晴らしい仕事でした。長らく不在でしたが、何とニューアルバムが完成したそうで、とても楽しみです。
冨田ラボ的に何でもできちゃう人ですが、特に管弦の躍動感溢れるアレンジと予想を裏切っていくメロディが素敵。1曲の情報量が濃すぎるので、ミニアルバムが丁度いいサイズと思ってます。さて、新作ではどうなのか…
ポール・シニャックのジャケも素晴らしいです。