2023
Laurel Haloの新作。今年のアンビエント系の中ではかなり賛辞を得ている作品なので、聴く前からハードルが高かったですが、すごくいい作品です。
個人的にはクリーンな音のアンビエントを好みますが、そういうのを飛び越えて刺さってきました。
室内楽的なサウンドが撹拌されて夜の呼吸そのもののような音になってます。それでいて元来の音の響きを上手く残しているところが驚異的かと思います。
明るい音楽ではないですが、陰鬱さとは無縁の清らかさを感じます。どれだけ聴いても分からない気もする。
Laurel Haloを知ったのは、この曲が入ってるアルバム『Quarantine』で。
レンタルCDショップでジャケットのアートワークがどう見ても日本人なのに洋楽のコーナーにあったので、どんな音なんだろう?と気になった。
このアートワーク、見覚えのある画風だと思ったら会田誠の『切腹女子高生』だというのを後で知る。
何かと話題になりがちの人だ。笑
サウンドを聴いてみると、随分怪しげで、現代音楽やエクスペリメントな要素が強いエレクトロニック・ミュージックの趣。
何とも不思議な空間に放り込まれる様な感覚だった。
決して心地よいだけではない、どこか奇天烈なヤバさがあって。
ロンドンを拠点とするフィメールプロデューサー/アーティストのBeatrice Dillonが、ベルリンの気鋭レーベル〈 PAN 〉よりリリースした1stソロアルバムより。
小刻みに跳ねるアコースティックな楽器音のリズムに、時折旋回するメロディやヴォーカルを乗せた一曲。
アフロ、カリビアン、ダブなどの様々な要素を感じるメロディと、ごくごくミニマムな音達の集約がアーティスティックな実験音楽〜テクノ。
2020年のベストアルバムにもチョイスした名盤。
テクノって断定しようとするとすぐどっか行っちゃうって友人が表現しててめちゃくちゃしっくり。
ベルリンに拠点を置くフィメールプロデューサーLaurel Haloが手掛けた、2018年に発表されたエッセイ映画、「Possessed」のサウンドトラックより。
アンビエンスな空間を演出する沈んだトーンのピアノの和音に、背景で囁き続けるノイズサウンド。
幽玄なサウンドスケープの、ポストクラシカル〜エレクトロニカ作。