#OPUSOFTHEYEAR2021
arauchi yu『Śisei』
ceroのコンポーザー、荒内佑のソロ作。
奥深く繊細でゲストボーカルを最大限に惹き立たせてる。
とても音作りにストーリー性があって興味深い作品だ。
こういう無機質なピアノ好き
落ち着く
ラジオで新曲"Tableaux"を聴いても、ミュージックマガジンのインタビューを読んでも、全体像が想像できないceroの新作だが、3人のソロ作の中ではこの荒内ソロの色が出てそうである。
髙城さんがラジオで言っていた「どこまで換骨奪胎してもポップミュージックでありえるかを室内楽でチャレンジした作品」という本作評で何となく腑に落ちた。
この曲は比較的キャッチーだが、室内楽的なストリングスにコラージュ的なサンプリングとビートが「こういう音楽ってあったっけ?」と違和感を喚起させてくる。音のテクスチャーやリズムの組み方は"Tableaux"とだいぶリンクしていたように思う。
いよいよ来週です。
Julia Shortreedの曲を色々聴いてたらこの曲が流れてきた。
arauchi yuって誰だ?って調べたら、ceroのキーボードの人だった。
この曲の入ってるアルバム『Śisei』は先月末に出たようで、早速通して聴いてみたけど、とても独創的でめっちゃイイアルバムだった。
絵画やインスタレーション作品などから得た着想を元に、管弦楽器、ボーカル、ドラム、エレクトロニクス/サンプリングを主として、様々なテクスチャーを折り重ね構築したという。
Steve Reichの影響なんかは強く出てるかと思う。
実にクールで、何度もリピートしたくなる曲だ。
ちなみにヴィブラフォンは角銅真実。