kykkykw
きゆか
メロコアとパンクが好き
ライブは声が掠れそうなくらい激しいのに、歌詞がロマンチックだからそのギャップにいつもやられちゃう。
『ノスタルジーに焼き付いた空から』ってフレーズがまるでおとぎ話の世界。でもバンドっていう熱を忘れてない。決して優しい世界だけに収まってないハルカミライのライブが本当にカッコいいなあと思う。
残暑の熱と、冬が近づく冷たい風が混じった変な気温。ちょっとずつ、夕焼けが落ちる時間が早くなった空。だんだんと肌が隠されていく街の人々。
特別な言葉を並べてるわけじゃないのに、どうしてこの『秋の夜』は切なさの情景がふんわり思い浮かんでしまうのだろう。
心がきゅうって締め付けられるけど、そんな秋の夜が私は好きだな。
Aメロを語るように早口で歌い、やさしくBメロにつなげる。『ありのままのあなたを』から受け入れるようにサビにかかる。
なんて美しいバトンパスの歌なんだろう。ゴリゴリに駆け上がる系の曲の中に、BACKLIFTはこういうあたたかい曲もあるから聴いてて本当に飽きないなあと思う。
高校生のころ、精神的に辛かったときによく聴いてた。MVでよく泣いてた。メロコアバンドのエモーショナルな曲はあたたかく背中を押してくれるから本当にずるい。
ハイトーンボイスの龍之介くんが、低いトーンで歌いはじめるのがすごく愛しい🥲暮れなずむ空を見て、心がきゅうってなるあの感じに似ている。
けれどそのあとの疾走感あるメロディは本当に心地いい。いつもどおりKUZIRA全開なメロコアチューンは、暗い空の下でも突き進んでいくカッコ良さがある。
だから私はBackwardを夕暮れあたりの車の中で聴くのがすき。
自分のことが全然認められないけど、それでも自分は自分なんだなあと胸を撫で下ろす歌詞に、悔しくもすごく共感してしまう。
好きな人の前ではかっこよく映りたい、可愛いって言われたい、自分の嫌な部分を全部削りたい。でもそのパーフェクトな姿って結局誰?そんな自分に向き合えるか?と問いが続いていく。
とぼとぼと答えと見つけるために歩いていき、どこに辿り着くのが正解なのだろうと考えされられる。
中学の頃よく聴いてたけれど、大人になって改めて聴くとゾクゾクとする曲だなあ。