The_Wizard
Wiz
一昨日くらいに、洋食レストランに行った際に、変わった曲が流れてきた。
ボーカルの声質が独特で耳に残るわけで、料理の味に集中出来ず、Shazamで調べたら、ダリルホールと出てきた。
アルバムを聴いてみると、こんな一面があったのかと衝撃を受けた。プロダクションはロバートフリップ全体が関わっており、特に5曲目のNYCNYなんか狂気そのもので序盤から痺れる。
全体を聴き終わって、感じたのは難解な表現の奥に隠されたアーティストの実験味あふれる一目を触れることが出来、感動した。
前作『サムシング/エニシング?』でシンガー&ソングライターとしての突出した才能が評価されたトッド
ラングレンが、それに飽き足らず、意識的に得たドラッグによる効果とともに全能感を表現した意欲作。
後に自身のバンド、ユートピアへと受け継がれていくプログレッシヴ・ロック的な構成の中に持ち前のポップセンスが圧縮されている。