休暇で温泉宿に一泊。それに合わせて長風呂プレイリストを作ろうと思い、まず浮かんだのがこの曲でした。
歌詞も含めSF的なディストピアに流れ着いた感のある曲ですが、客観視に徹して人格すら溶け始めたような多重ボーカルが、流し聴きするのを許容してしまうほどにスムーズ。違和感を残したままに異様に整合性が取れている所が曲のムードと合致し過ぎていて怖い気もします。
興味を引きつつも弛緩を促す具合が風呂場にちょうどいいという個人的見解です。プレイリストを作るのには、chooningの過去投稿がめちゃめちゃ役立ちました。新崎純の"かじゃでぃ風節"から繋いで、かなりナチュラルに湯気の向こうの異界に迷い込めました。