Joao Gilbertoの2枚目(60年作)。すでに洗練が極まっていて、古びる気配を見せない。彼は最初からそうだったという点で異形だと思います。12曲で21分という圧倒的な潔さでも満足感しかありません。
以下余談。郡山のハードオフで本作の中古LPを買った時、「音楽は1967年に死んだ」という主張をするおっさんに20分ほど絡まれ大変な思いをしました。それでも、その時たまたま本作を手に取っていたから命拾いしたのだなあと思っています(もしMarcos Valle"Samba '68"だったら…)。
年で区切って音楽を殺す勇気はどこから湧いてくるのでしょうか(理由を熱心に話していたが忘れました)。