浮遊感のあるフワフワした音とどこか寂しさを感じるメロディが、秋の海を想像させる。サビ部分「everything is nothing」の発音がクセになる。
なぜ「9月の海はクラゲの海」なのか?
シュール過ぎてさっぱり理解不能である。サエキけんぞう(ex.パール兄弟)の提供した歌詞がちょっとクセあるのだが、サウンドは今聴いても十分先鋭的。
後期ムーン・ライダーズの中でも一際スタイリッシュで都会志向な曲である。鈴木慶一はたまに若向け映画にも役者として出るが、存在感があまり無いのが残念だ。(泣)
まるで女を口説くホストのような気取っているアート系音楽職人集団。それがライダーズ。そのエゴの肥大化したナルシスティックな世界観が、一度ハマると抜け出せない!