CHAGE and ASKAの13枚目(90年作)。ロンドン録音のおかげか音が良いです。特にドラムの軽やかな音とシンセの透明感が、前作以上に凝ったアレンジでも飲み下せるようにしていると思います。
楽曲自体も粒揃いで、その中でもこの曲の浮き世離れした美しさは格別です。ASKAの幼少期が歌われているのですが、東洋的なシンセのフレーズと多重コーラスに誘われて追憶の世界に入り込んだと錯覚してしまいます。
繊細なバラードや変態的な楽曲が多めですが、その分、ラストの名曲"太陽と埃の中で"で迎えるクライマックスが感動的なアルバムでもあります。次作からがセールス的にはピーク期です。