エリオット・スミスの1stより。まだチープでローファイ、荒削りな作りで若さを感じる。この人が在籍したロック・バンド「ヒートメイザー」のサウンドを引きずっている印象も。
それにしてもこの人の作る曲はいつも儚くロマンチックな雰囲気が漂っており素晴らしい。ただのフォークと片付けるには勿体ない鬱屈した熱情みたいなものをひしひし感じてしまう。ボブ・ディラン以降、最高のSSWと言われるのも納得がいく。
やはりこのような非モテ男の書く詩は暗さと抒情性が両方、兼ね備わっておりどこか惹かれますね。自宅録音ならではの内向きな世界がパッショネイトに展開。