ジャズベーシストかつボーカリストの石川紅奈のデビュー作。6曲のうち半数が自作曲で半数がカバー曲。ジャケットのとおり、真正面から音を伝えてくる誠実さを感じる。
カバーに見えるセンスも良いが、自作曲の方が彼女の核の瑞々しさが窺える気がする。この曲は非常に静かに時が流れる、湖を定点観測したような曲で、その時々に水面に現れる模様のように淡々と演奏が進んでいく。その中で彼女が紡ぐベースの音は湖面を漕ぐオールかもしれない。少しだけ光が差す展開にグッとくる。
ジャズベーシストかつボーカリストの石川紅奈のデビュー作。6曲のうち半数が自作曲で半数がカバー曲。ジャケットのとおり、真正面から音を伝えてくる誠実さを感じる。
カバーに見えるセンスも良いが、自作曲の方が彼女の核の瑞々しさが窺える気がする。この曲は非常に静かに時が流れる、湖を定点観測したような曲で、その時々に水面に現れる模様のように淡々と演奏が進んでいく。その中で彼女が紡ぐベースの音は湖面を漕ぐオールかもしれない。少しだけ光が差す展開にグッとくる。