Depeche Mode Clean for Johnny_Yuk

バックで流れるサウンドに重厚感があり、滔々と読み上げるようなボーカルも、それまでの叙情性をほとんど残していません。"Clean"という語をキーワードとして展開される歌詞は徹底して自省的である一方、未来への大きな眼差しを秘めたものであり、アルバムの終わりとして非常に美しい最後を飾っていると思います。全体を通して暗いこのアルバムですが、この曲を聞くときには、他方で何か確かな力のようなものが感じられる気がします。