多忙と猛暑で新曲を聴けず、投稿もできず…そんな時には敢えて内的宇宙の渦中に飛び込むと憂鬱が紛れる気がします。
七尾旅人の1st(99年)の、特に後半における徹底的に自己を潜っていく過程は、悪く言えば痛々しく、良く言ってもやっぱり痛々しい。それでも聴いてしまうのは、輝ける音楽的才能の魅力と自分に残る痛々しい部分との共鳴とかが理由な気がする。鮮烈であり続けているなあという感想。
この曲もspotifyではちゃんと歌詞表示してくれてます。メロディへの歌詞の乗っけ方がアクロバティック過ぎて素敵。アメーバ的な歌唱やホワイトアウト的な音像もひっくるめて、自己憐憫じゃない芸術になっていると思います。