フォーク系のSSW。個々の曲も良いのだが、アルバムの流れが本当に素晴らしい。アルバム前半がホーリーなクライマックスを迎えるのに対して、後半はハードかつエモーショナルなこの曲がクライマックス。ジャケットのようにモノトーンな陰影を与えるボーカルとミニマルな展開が全編を通じてかなり好き。抑えめに重ねてるコーラスも吉と出ている。
ロックな一曲です。このギターフレーズの反復が印象的で好きです。ただアルバム通してジャズの要素、ポーズオブカナダやtim heckerなどのエレクトロニカ/アンビエントな音像やboniverのようなフォークからエレクトロニカな要素など様々なジャンルを横断しつつも、これほどうまく溶けあっているアルバムはない気がする。
ビックシーフやフィービーブリジャーズ好きな人にもオススメです。
どこか私小説的なところも良くて、本当にこのアルバムは凄く好きです。