まだ「ブリット・ポップ」の「ブ」の字も知らない中学二年生の時に買ったレディヘの2ndより。この頃の無駄にキラキラしたバンドサウンドやノイジーな触感は、いまのレディヘにはほぼ無い。
イントロの突如「ボボボボボボ〜」と唸る轟音ギターが結構今聴いても新鮮だったりする。やはりトム・ヨークはこの頃から美声。いまは無風道人みたいな顔してるけど。
当時の帯には「クリムゾン、クイーンからスミス、ニルヴァーナまでをも想起させるロック」という謳い文句があったが、むしろこの人達は21世紀のピンク・フロイド的な存在だと思う。やはり英国らしくプログレの要素をひしひしと感じる。出来ればライヒなんかと組まないでほしい。