フォークルの68年作。年始早々忙殺されて凝り固まった心身を解すにはうってつけです。
正直音は古いんですが、聴いてて楽しいです。音も詞もユーモアに満ちていて、いい意味でふざけています。それでもコミックバンドにならないのは、何となく漂う品の良さと加藤和彦のメロディセンスに因るところかと思います。
この表題曲は"紀元二千六百年"という戦前の国民歌をもじっているのだろうと今知りました。"人間やって20年 世の中なんて甘いもの"から始まる狂騒的な歌詞とあっけらかんとしたメロディが、戦前世代やその価値観を笑い飛ばしていることが益々痛快に聴こえます。そうした態度に瑞々しい若者らしさを感じます。
人間や〜って20年、世の中な〜んて甘いもの🎶
くらいのテンションが大事
めでたいな〜めでたいな〜🎶