達人芸。Terry Callierはジャズ、フォーク、ソウル、ブルースを絶妙な塩梅で配合し、渋い歌声を響かせる黒人SSW。90年代にクラブシーンで再評価されたあたりはShuggie Otisを彷彿とさせる。
彼の没後に出た"Tokyo Moon"という彼のゼロ年代作品のコンピを買ったら、この名演に出会えた。最初のスキャットから最後までグルーヴが持続し、本当に終わってほしくない素晴らしさ。
アメリカのジャズシンガー Terry Callierが、ロンドンの名店Jazz Cafeにて2000年に行ったライヴを、2001年にライヴアルバムとしてリリースしたものから。
1972年に同氏が発表した本曲は、流れる様な自然体のヴォーカルを、スムースなジャズアンサンブルが落ち着いた雰囲気を演出した一曲。
氏の培ってきた深みと豊かさがしっかりと録音された、ソウルフルで素晴らしいライヴ盤。
人生のポイントポイントで、必ず私の前に現れる曲です。