Carnation VIVRE for aoba_joe

母の日にオレンジ色のカーネーションを送ったので、こじつけで投稿しておこう。

キャリア屈指の傑作となった17年作のラストを飾る曲。本人も自信作のようで、アルバムの流れで聴いてほしいから敢えてベスト盤に入れていないとのこと。本作で到達した軽やかさとは、運命を受け入れて生きるからこそ得られた地平なのだろうか。
決してドラマチックでもない地味な曲であるが、人間の営みや感情を長い年月で濾過したような、そんな生の本質を掴んでいる曲に思える。歌唱も色気と超然とした感じが混じり合って素晴らしい。泣いちゃう。