現代SSWの最先端であるBlake Millsの新作は、またもやぶっ飛んだ作品。"Mutable"Set"(20年作)では夢が像を成す前に目覚めてしまうような、記憶させない不定形なフォーク作品だったが、本作はロック的なダイナミズムもあって素直にかっこいい。
1曲1曲が歌ものとして十分なクオリティであることに加え、アレンジや音響面でマジカルな瞬間があり、本当に耳が喜ぶ作品。2000年代のJoe Henryを彷彿とさせる創造性を感じます。
今回のコラボ相手のChris Weismanというのも相当な曲者っぽいから聴いてみよう。
それにしても今年もどれだけ傑作を聴かねばならんのか…(嬉しい悲鳴)