眼ジャケ連々々々々投。Marcos Valleの74年作で、68年頃からの黄金期のフィナーレを飾る作品。永遠の未来派作品である前作から方向性をガラッと変えて、コーラスと管弦アレンジを重視したユニバーサルポップ志向な作品になっている。毎年全く別物の傑作を産み出し続けた創造性は、BeatlesとPrinceくらいしか比較できないのでは。
様々な実験を統合した結果、とにかく美しい音楽だけが残った。この曲は「僕のヒーローは弱い 僕のヒーローは愛」という愛の普遍的・本質的な強さを歌う曲で、作詞を担う弟(Paulo Sergio Valle)も作風に合わせて自在に詞を提供できるのが凄すぎる。