いよいよオリンピックの開催まであと2日に迫る。思えば始まりこそ良かったかもしれない。開催が近づくにつれ様々な綻びが見えてきてしまった。確かにコロナ禍での開催など運が無かったというのも正しい。けれどもそれ以上に何か悪い方向に進んでしまっているような気がしてゾワゾワとしている。僕は何だか自分が悲しい。開催には反対の立場だがそれでもこの平和の祭典に希望を見つけようとしてしまう。
曲中で志磨遼平は全ての理想を掲げても結局はどうでもよくなってしまう、「この国はなんだか僕みたい」と歌った。
志磨は最後、こんな歌詞を繰り返して曲を締める。
「ぼくらの暮らす この国で オリンピックがもうすぐある」