#90年代JPOPの基本がこの100枚でわかる
小泉今日子『afropia』(1991)
先日、ブルーリボン賞の助演女優賞を受賞したキョンキョンこと小泉今日子。
アイドルだけでなく俳優業やタレント業で大忙しの頃にリリースされた16枚目のオリジナルアルバム。
有名プロデューサーが集まり多様なジャンルの曲が収録されている。
この曲は小林武史プロデュースのミリオンヒットシングル。
今聴いても名曲。
小さい頃から聴いてたはずなんだけど、今でも聴いてます。
#218 小泉今日子という人は実に興味深い存在で、一生わからないだろうと思わせてくれるから心地よい存在。
90年代ドラマのオープニングイメージが脳裏に浮かぶ、スローテンポからの駆け出すようなイントロ。
最近になって、小林武史が編曲をしていると知った。
「あなたに会えて良かったね、きっと、私。」
良い思い出として過去にすることが、お互いにとっての幸せなのだと、信じたい。
涙をこらえるように歌詞の間に入るブレスが、切なさを一層強調する。
キョンキョンが特別に歌が上手かったわけではないからこそ、表現できた世界観かもしれない。
ふと、思い出す恋がある。
そういう人は、きっと幸せなのだろうと思う。