ロックでは、時々簡潔さが武勇伝に勝ります。よりハードに、よりヘヴィに聴かせるのだ。しかしこの9分の曲は1秒1秒に価値があり、3分のロックでは、不可能な場所に連れて行ってくれることがある。
Free Birdがそうだ。ヴァン・ザントのシンプルで見事な歌詞とソウルフルな歌声の周りを滑るように流れる水銀のようなスライド。ギター対決のクライマックスに至るまで、全てがスリリングだ。
長い間この曲を知らずに生きてきて損した。
#RollingStone誌が選ぶ歴代最高のアルバム500選2020Ver.
381位:Lynyrd Skynyrd『(Pronounced 'Lĕh-'nérd 'Skin-'nérd)』(1973)
Lynyrd Skynyrdはサザンロックの代表格として名を轟かせた。
特にこの『Free Bird』は名曲として聴かれ続け、ツインギターのゲイリー・ロッシントンとアレン・コリンズのギター決戦が見ものだ。
ディズニー+契約!
さっそく観たのは「キングスマン」という、ディズニーちゃうんかい。
この映画の音楽の使い方がすごい好き。いわゆる暴走シーンで流れるこの曲は途中で一気にエンジンがかかり疾走感全開になるのが最高に気持ちいい。
英国紳士のスパイで「礼節が人を作る」とか言ってるのにタガが外れまくってるところがよい。