「こんなんでも生きている/自分を少し気にいっている」これは野田洋次郎自身が音楽で生きていくことを選んだ人生について歌った歌詞だけど、別に音楽をやってる人だろうがそうでなかろうが、こう思って生きていたいな、でもそれは憧れや僻みではなく、ちょっと頑張ったらこういう自分でいられそうだな、という感じのある、素晴らしい歌詞だと思った。
お金も地位も名誉もなく恋愛もない(ものすごい自嘲的な書き方だけど、自己評価はそうなので仕方ない)、そういう人生を変な自虐や皮肉一切なくいかに肯定するかということをときどき考えるのだが、その一つの答えの形のような一節。