少しずつ中国のロックを聴き始めたが、この万能青年旅店はすごい。96年結成で、2枚しかアルバムを出していないが、いずれも傑作。個人的には表現が深化したこの2nd(20年作)を推す。
土っぽいロックをベースにしつつ、チェンバーポップの繊細さやポストロック的な構成も自在に出し入れできてしまう。そして、ここ一番での爆発力が素晴らしく、この曲のようなダイナミックさに圧倒される。あとこれも大事だが、中国語がとても自然に響く歌とメロディ。これらが全て血肉化された表現となっているので、かなり理想的なバンドのように思う。漢字から詩をイメージするのも楽しい。
よく見るとこの曲名、めちゃかっこいいですね。