最近知ったのだけど、この人は宇多田ヒカルのアルバム『BADモード』のプロデュースを手掛けた人らしく本名をサミュエル・シェパードという。
まさかこのようなUKクラブ・ミュージックの新鋭をプロデューサーに抜擢する宇多田はやはり先見の明がある。
中期エイフェックス・ツインやレイ・ハラカミなんかにも通じる叙情派テクノといった雰囲気でなかなかユニークな音作り。曲の中盤から現代音楽、アンビエント調になる辺りが凡百のクラブ・ミュージックとは違った深淵さも醸し出している。
この曲で踊れるか?と訊かれたら全く踊れないが、新しいアンビエント・ポップの形を提示してくれた意味でも貴重なサウンド。
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