本作とLampの新作との関連を予想する声を聞いたので聴きました。Prefab Sproutの5枚目(90年作)で19曲64分の大作。
ボリューム感や、ポップソングをひたすら詰め込みつつも緩やかな一体性があって1つの宇宙を形成しているところ、つまるところ聴き終えた時の感覚(満足感と軽い陶酔感)はよく似ていると感じます。1つの指標だった可能性はあります。
とにかく自在かつ高品質な楽曲があれやこれやと繰り出される、ディズニーランドみたいな夢に溢れた作品。熱冷めぬ身体を優しく包むかのようなこの終曲によって本当に昇天しそうです。そもそも現実感が希薄な天国的作品ですが…そんなところもLampと通じます。