Alice Phoebe Lou Orbit for aoba_joe

眼ジャケ53枚目。南アフリカ出身のSSWの初作(16年作)。スペイシーな眼ジャケとは裏腹に、かなり地に足の着いた渋みのある作品。アコースティック主体で、インディフォークだと当初思ったが、この渋みはブルースと呼んだ方が適切ですね。
モノトーンな路地の情景が浮かぶハスキーな歌声と、聴き手の方向感覚を失わせるような夜霧の演奏が完璧にマッチしているこのタイトル曲が掛け値なしに素晴らしい。音響的かつ即興的なラストの演奏を聴くに、デビュー作とは思えない。最新作が出てるので聴いてみよう。