Deep Purple Hush for tarousushi

カントリーとポップのソングライター、ジョーサウスが書いたディープパープルの驚異的な『Hush』は、曲をスローダウンさせて、ブルース化するというスタイルをさらに一歩進め、サイケデリック・ヘヴィメタルへと踏み込んだものである。
そして、ジョンロードの泥沼のような分厚く混沌としたキーボードサウンドとリッチーブラックモアのギターが噛み合ったこの曲は、オリジナルのプログレッシブ・ポップとしてのディープパープルが、はるかにダイナミックで文学的なバンドであったことは否定しようがない。