Frank Ocean Ivy for Ihatov_1416

Frank Ocean。名前は知っているがちゃんと作品を聴いたことはなかった。「Blonde」がオリジナルアルバム2作めになる。まだ2作目なのにGQで歴代作品2位になり、ローリングストーン誌では79位にランクインしているのは正直、すごすぎる。音楽的にはソウルだけではなく、R&B、ポップ、アバンギャルド、インディー ロック、エレクトロニカ、サイケデリア、ヒップホップなどのスタイルを網羅している。ジャンル的にブラックなのか?と思わなくはないが、とても21世紀的なスタイルだと思う。

Frank Ocean Ivy for flaming_blue

恋人との別れと過去の友人との別れが重ねてもう戻れないという事を歌っています。

ギターの音がメランコリーで優しいのだけど、最後はギターを破壊する音で終わります。もう戻れないんだ、という事を破壊という形で表しているけど、90sのロックにあったアンチテーゼがこういう形で表現してる所も良い。

nirvanaは普通に聞いていたんだと思います。オールアポロジーズとかあのカートの繊細さがフランクオーシャンにとても感じます。
だからか、ロックはこのアルバムを聴いて以降、本当に聞かなくなりました。グランジを中心にオルタナ聞いてきた人が、このアルバムの真意に気づくと多分同じ事になるんじゃないかなと思います。