quasimodeのカバー曲「Hi-Tech Jazz」は、ドラムとパーカッションの演奏から始まります。キックとハイハットとスネアとコンガが疾走し、それらが消えてピアノとベースが飛び出す展開に心が震えます。
ピアノ、パーカッション、ベース、ドラムスにホーン隊が加わるというquasimodeの基本スタイルを味わえる編成。多彩な音が重なり引き立て合います。
僕は生音を軸にしたこのスタイルに魅力を感じ、その後さまざまな面からバンドを知りました。「Hi-Tech Jazz」はquasimodeに関する記憶の出発点を思い浮かべる曲です。ジャズで踊るのは楽しい!という事実を改めて感じさせてくれます。