君島大空の最初の作品(19年作)ですが、マスタリングが畠山地平と知り驚きです。こういう曲とか聴くと相性良さそうと腑に落ちます。個人的にはあまり聴いてませんでしたが、最初からほぼ独力でとんでもない音を出してます。
今の時期的には、"瓶底に沈めた夏の雨に溶かされた僕らが水面に揺れる"というフレーズが光るこの曲でしょうか。彼の手腕にかかると本当に瓶底に漂っていた夏を思い出すかのようです。
フィジカル面が爆発した直近作も素晴らしいですが、光と空気と時間を魔術的に混ぜ合わせるこうした側面もとても好きです。