KGLWスタジオ盤の旅初日。22年以降のスタジオ盤しか知らないため、過去作を順次聴いていく。まずはセルフタイトル的な20年作"K.G."を。
ライブ盤の爆発力はここでは極力抑えており、曲展開とアルバムの流れでじんわりとテンションを高めていく。シームレスに繋がるのだが、とにかく多様な曲調に懐の深さを痛感させられます。
まさかこんなチープな4つ打ち曲も出てくるとは思わなかったが、絶妙な猥雑さと相まって「これもアリ」だなあと思ってしまう。
作品を通じてアコギやキーボードの果たす役割も大きく、エレキギターギャンギャンなサイケバンドというイメージで聴くと気持ちよく返り討ちに遭います。