ノリのいい㌰㌰サウンドが気持ちいい。原曲と比べると、10年という歳月を経て、似ても似つかない「音」になっており、シンセサイザーの進歩、そしてエレクトロニック・ミュージックのジャンルとしての進歩を感じる。どちらの点でも、10年前には絶対に出せなかった「音」だろう。
"Kono button oseba ongaku kanaderu"
いやホント、そんな時代になりましたね。
Kraftwerkは2004年の来日公演にて、初めて生の姿を見たのだけど。
何に震えるくらい感動したって、もちろん本人たちにもだけど、暗闇に浮かび上がった、ステージに整然と配置された機材にだった。
揺るぎない、クラフトワークの「様式美」。
時代はいつの間にか彼らを追い越し、正にこうやって、スマホがあればあらゆる音楽を簡単に聴ける時代になった。
それはもう自分にとって無くてはならないものだけれど、
それがそれであらんとする、美意識や様式美はずっと意識していたいと思う。