アントニオ・カルロス・ジョビンと坂本龍一が時間を飛び越えて共演したのが「CASA」。坂本龍一はこれまでの作品においてもボサノヴァへの影響を隠してこなかった。ジョビンのバックで活躍していたモレレンバウム夫妻が参加。坂本龍一の訃報の際には、カエターノヴェローゾをはじめとした多くのブラジル音楽家が追悼を送ってくれた。
坂本龍一がアントニオ・カルロス・ジョビンの家に行った際、ピアノがあり、そこにドビュッシーの楽譜があったという。それを見て、ピアノを演奏していたら、ジョビンの奥様(アナ・ベアトリス・ロントラ?)から「あら、あなたも家族だったのね。」と言ったというエピソードが好きだ。私も家族になりたい。