みやじの声伸ばすとこで泣けてくる
絶対帰ってこない男を見限ろうと頑張る健気な女性の切なさが原曲よりどストレート
なんたってROMANCE mixだもんな
エレカシの宮本浩次がソロ名義で初のカバーソングを発表している。“昭和の女唄”と題した本企画では他に『ロマンス』『二人でお酒を』『化粧』などが歌われている。
松本隆の書いたこの詞は、ボブ・ディラン『スペイン革のブーツ』からインスピレーションを受けたもので、上京した男性とその帰りを待つ女性の心を交互に描く、短い小説のような素敵な作品。宮本浩次の野太い声によって、何故か女性パートの心情が原曲より強く確かに伝わってくる。この女性の芯のある力強さ、その叫びを表現するのに、宮本浩次というキャラクターがハマったのだと思う。