東郷清丸の19年作。クソダサジャケを信じろ。
60曲入りの前作に対して本作は9曲。粒揃いの名曲たちです。怪しく色気ある歌声とアク強めな雑食サウンドの相乗効果で、職業不詳の謎の兄ちゃん感があります。つまりカジュアルだけどミステリアス。
極上のメロウチューンやらチャイニーズテイストの曲やらアフロビートな曲やらありますが、特に衝撃的なのは、めっちゃファンキーなビートにオーケストラヒット(オケヒ)が絡むこの曲。その名の通り孤独な夜に自棄っぱちで踊る曲なのですが、オケヒのお陰でネガがポジに反転するかのような突き抜けっぷりが痛快極まりないです。笑っちゃうくらいにテンション上がります。