Roedeliusのアーカイブ音源集に"By This River"の別バージョンもありました。
昨日投稿したものと比べると中低音の電子音の配分が少なめで、神秘性が高まったように感じます。どっちも天上の音楽なので甲乙付け難いです。
これはPascal Schumacherというドイツの打楽器奏者によるカバー。包容力を感じるシンセのサウンドスケープのなかをヴィブラフォン(?)が優しく駆け巡ります。今、聴いた限りでは最も現代的にチルいver.といえます。
"By This River"プレイリストから印象的なものを備忘しておきます。
まずは共作者であるRoedeliusのアーカイブ音源、ということでこれも実質オリジナルといえます。
こういうアナログな電子音楽に滅法弱いので、この名曲がこういう音で鳴っているだけで120点です。そして、こんな至福の時間が14分も続くということで、倍の240点に相当します。
この音源集は聴いてませんでしたが、たぶん他の曲も素晴らしいと確信してます。
イーノのオリジナルのも坂本龍一とアルヴァ・ノトのヴァージョンもこのヴァージョンもすべていいな
やさしいメロディに癒される
クラスターやハルモニアで確立した独自のアンビエント・ミュージック理論をソロでは更に推し進めたレデリウスによる実験的ポップ。日本で言えばシンセサイザーの巨匠、冨田勲に近いアプローチ。
ちょっと不穏でドヨ〜ンとした旋律が印象的で、クラスター同様に現代音楽的要素をひしひし感じる。全体的に暗いような明るいような、丁度いい塩梅のニューエイジとなっている。また、フィーチャーリングされるサックスフォーンもお洒落。
ジャズ、クラシック好きにもオススメしたい新しさと懐かしさが同居するエクスペリメンタル・ミュージックの金字塔。どこのドイツが最初にこんな事を考えたのだろうか?
2020年の今頃、修論で家に篭ってひたすら妖怪と向き合っていた時に聴いていた曲。そんなわけで、この曲を聴くと頭の中が妖怪でいっぱいになる。
まさに百鬼夜行。無事卒業できた今、楽しそうに行脚し、踊っている。
寂れた町の中華屋料理店から眺める外の風景。「あ、雪降ってきた」