電子音楽の生ける伝説、Roedeliusの90歳を祝した未発表音源集。50曲3時間というボリュームで、ここ最近は毎晩寝る前に聴いてました。
各曲のタイトルがほぼ数字の羅列なので、区別がつかないですが、どれを聴き逃したとかダブって聴いたとかどうでもよくなります。出来上がってるものも断片的なものも牧歌的な光に満ちてて全て良いです。
曲の誕生の瞬間がイメージできそうなジャケットも素晴らしいです。
大事な注釈として、今も毎年のように新作をリリースしている現役だということを書いておきます。
Roedeliusのアーカイブ音源集に"By This River"の別バージョンもありました。
昨日投稿したものと比べると中低音の電子音の配分が少なめで、神秘性が高まったように感じます。どっちも天上の音楽なので甲乙付け難いです。
これはPascal Schumacherというドイツの打楽器奏者によるカバー。包容力を感じるシンセのサウンドスケープのなかをヴィブラフォン(?)が優しく駆け巡ります。今、聴いた限りでは最も現代的にチルいver.といえます。
"By This River"プレイリストから印象的なものを備忘しておきます。
まずは共作者であるRoedeliusのアーカイブ音源、ということでこれも実質オリジナルといえます。
こういうアナログな電子音楽に滅法弱いので、この名曲がこういう音で鳴っているだけで120点です。そして、こんな至福の時間が14分も続くということで、倍の240点に相当します。
この音源集は聴いてませんでしたが、たぶん他の曲も素晴らしいと確信してます。
イーノのオリジナルのも坂本龍一とアルヴァ・ノトのヴァージョンもこのヴァージョンもすべていいな
やさしいメロディに癒される
2020年の今頃、修論で家に篭ってひたすら妖怪と向き合っていた時に聴いていた曲。そんなわけで、この曲を聴くと頭の中が妖怪でいっぱいになる。
まさに百鬼夜行。無事卒業できた今、楽しそうに行脚し、踊っている。
寂れた町の中華屋料理店から眺める外の風景。「あ、雪降ってきた」