うーむ、このベースラインはVinceの特徴な気がするなぁ。めちゃくちゃ好き。ベースから2度、2度と上がるのを何度も繰り返す。ベースから7度先に行って戻らないから、ずっと完結しないで、先へ、先へ、と向かっていく感じがする。そこにドラムが、たたたた、と細かく刻んでいくから、自然と体が乗ってきて、トランペットがその間をとーんと抜けるので飽きることがない。意識が引き込まれていくというか、終わらねえかっこよさってあるんだよな。いつまでも演奏できちゃうぜ!みたいな。
スヌーピーのファミコンゲームで流れていた曲。OPだったか、ゲーム内のエピソードの曲だったか。今でも覚えてるってことは、相当気に入っていたらしい。この曲を聴いていると、セロニアス・モンクを思い出してくる。セロニアス・モンクの場合は、こんなにスムーズに音が進まないけれど、なんていうか、ノリが似ているのかな。家ではJAZZをほとんど聴かなかったから、初めて聴いたのはこの曲だったのかもしれない。ちなみに、このファミコンのゲームは相当不気味というか、難易度が高かった。黄色い鳥のウッドストックが笛を吹くと、その方向にスヌーピーが進むのだけれど、その進みが上手く行かないこと!Vince Guaraldiか。
Paw Pet Overture - Be My Valentine 50th Anniversary Edition
アーティスト
Vince Guaraldi
ソングライター
Vince Guaraldi
なんだかやけに街が混んでいると思ったら「ハロウィンだからだよ」と友人が教えてくれた。ハロウィンって、繁華街にいい年した大人が繰り出してお酒飲んで夜通し騒ぐようなものじゃなくて、子どもたちが自分の町で、死者たちの気配を感じながら静かに夜を楽しむものだと思うんだけどな。
Linus and Lucy - Short Summer 55th Anniversary Edition
アーティスト
Vince Guaraldi
ソングライター
Vince Guaraldi