サックス奏者Jimmy Castor率いるバンドの1976年作。
72年『It's Just Begun』がレアグルーヴ・クラシックとして著名だが本盤も劣らない超強力ファンク。
むしろアルバム全体の馬力はこちらに軍配が上がるか。
ピコピコと跳ねるシンセサウンドは70年代後半のディスコ的なそれだけど、ドロドロとした泥濘みをさらに撹拌させるような漆黒グルーヴがベッタリと上塗りされることで、軽薄さはまるで感じない。
この曲はタイトルのようなメロウさは皆無の男臭さ一直線の激情ファンク・グルーヴ。
唾を飛ばしまくる豪快なボーカル、ブリブリ唸るスラップベース、快楽神経直撃のギター・カッティング、最高。
The Jimmy Castor Bunch
- ブレイクビーツとして大定番のフレーズから始まる本曲。 古今東西凄まじい数のヒップホップに使われてきた大ネタだけど、日本でもRHYMESTERの「B-BOYイズム」で大胆に(というかモロに)使われていることで有名。 グルグルと地を這うベースライン、宙を漂うワウギター、タイトに刻むドラムが痛快なジャズファンク傑作曲。 ボーカルはライトで黒くないのが物足りなく、途中変にメロディアスなフレーズを挟み込むのも余計だと感じてしまうけど、それでも全体を貫くドープに黒光りするグルーヴの魅力には抗えない。 サイケで不気味なアートワークも秀逸。 アルバムとしても様々な養分を吸い上げたファンクネス沸る名盤。