眠れない夜のためにとつくられたバッハの音楽に、ヘニング・シュミートが新解釈を与えた曲。そうしたコンセプトでできあがったアルバムが日本で発売された直後にコロナ禍が始まり、彼の来日ツアーは中止されました。(……行く予定でした)またいつか必ずと思いながら、かんたんには眠れない夜を過ごしています。また、日本では「眠れない夜のために」と宣伝されることが多かったのですが(日本の販売店のそういうところがすこし苦手です……)、夜を忘れている頃、昼に聴いてももちろんいいです。
眠る前はお静かに。
ではまた。
SoundCloudのステーション聴いてたら流れてきた曲
ピアノが美しくて心が弱ってるときに聴くと泣いてしまう、泣いていいんだよって背中ぽんぽんしてくれるような優しい曲
Henning Schmiedt
このアルバム初めて聴いたのは温泉地での風呂上がり。だからなのか聴くといつも風呂上がりっぽい気分になる。
旧東ドイツ出身のピアニストHenning Schmiedtが、ベルリン在住のヴァイオリニスト Christoph Bergと共に制作した初の二重奏作。
国内の良質なチェンバーミュージックをリリースする< Flau >より2017年にリリースしたアルバムより。
即興を主体としたアルバムの終盤を飾る本曲は、そよ風の様に流れるヴァイオリンと瑞々しく柔らかいピアノの旋律が呼応し合い、高め合った作品。
ふたりのメロディーメーカーとの手腕やアレンジのセンスの高さを感じさせる、あたたかく朗らかな一曲。
以前より着実にファンが増えてたけど、これ以降ふたりの知名度がぐっとあがった印象。
印象です!
ドイツの作曲家/ピアニストのHenning Schmiedtが日本の良質レーベル〈 flau 〉から2020年にリリースしたアルバムより。
映像監督のGerd Hofによるインスタレーションの為に、バッハのゴルトベルク変奏曲にインスパイアされ制作された本アルバム。
アルバム一曲目を飾る本曲をアップライトピアノで美しく丁寧に演奏。
子守唄の様にゆっくりと旋律を追う指運びが豊かなイメージを描く、繊細な室内楽。
不眠症に悩む伯爵が眠れる音楽をとバッハに依頼したのがゴルトベルク変奏曲らしく、そこに着目したそう。
全編柔らかな音世界が続くので、おやすみにぴったりなアルバム内容になってます。
🎹
ドイツのピアニストのHenning SchmiedtとヴァイオリニストのChristoph Bergふたりの音楽家が、即興を軸としたアルバムを〈 flau 〉から2017年にリリースしたものより。
瑞々しいピアノの旋律の合間を縫って、そよ風の様にヴァイオリンが優しく吹き抜ける、美しく心地よい二重奏。
メロディメーカーとしての手腕と、お互いを高め合う演奏が素晴らしい作品。
ここ数日ヘニング・シュミート聴きすぎて、脳内でも鳴ってるから心が穏やかです。