UKのネオソウル系SSW、Lewis Taylorの2002年3rd。
1st、2ndはネオソウルの隠れ名盤として名高いが、以降の作品は知名度が低く、時代に流されてしまった感があるが、スルーするのはあまりにも勿体無い名盤が多い。
本盤はまさにそうで、確かに前作までの孤高の「イっちゃった感」は希薄になったが、ソングライターとしての天才性が遺憾無く発揮されている。
また、ボーカリストとしても一流であることを改めて示した。
この曲は鮮やかな筆致で描いたメロディがキャッチーなメロウ・グルーヴ。
とはいえ、どこか不穏でサイケデリックなサウンド・スケープが背景に横たわっており、一筋縄にはいかない。
Lewis Taylor
- 異形のネオソウル・アーティストによる怪奇ファンク。 本当にこの人の脳内はどうなっているのか、何度聴いても異常な曲構成に頭を抱えてしまう。 ゴリゴリうねうねとトグロを巻くベースラインはファンクそのものでグルーヴィなのだけど、Aメロでは複雑で意味不明なメロディラインと噛み合わないそのアンバランスさがクセになる。 ところが一転してサビではMarvin Gaye譲りのイノセントなファルセットボーカルによる旋律がアンサンブルと一体となる。その瞬間のカタルシスを得たいがために何度もこの曲を繰り返し聴くことになるのだ。 ファースト、セカンドはブラックミュージック史に孤高の存在感を放つ傑作。
- この前、関ジャムに出てた藤井風が「90年代のR&Bはヤバい」みたいなことを言っていて、そういやソウルクエリアンズ周辺しかあんまちゃんと聞いてないかもなと思い、ディグ。 その結果見つけたLewis Taylorは、D’angeloやAaliyahに当時大絶賛されたものの、セールスが振るわず短命に終わったアーティストっぽいんですけど、めちゃくちゃ良い。 個人的には、Frank Oceanをもっとソウルっぽくして、James Blake的なUKっぽい暗さ?を少しまぶしたみたいな感じだと思いました!