即LPポチりました。昨日投稿したGigi Masinのコラボ相手こと英国ジャズピアニストGreg Foatの最新作。最高なジャケの通り、シルクのような未踏の雪原を永遠に滑走していく音楽。個人的には今年これを超えるジャズ作品には会えない気がする。
この人のエレピは、華麗なソロプレイも背景としての音響空間の創出も自在かつ等価にいとも容易くやってしまう所が恐ろしい。両者の切り替わりがシームレスな所も演奏に鮮やかな緩急を生み出しており、心地よいだけでなくかっこいい。ここに絡んでくるストレートでマイルドなサックスの音が相性抜群で、不可分に融け合う美しさにはため息が出る。